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本日は月曜日なので「日韓恋愛白書」の日なのですが、おやすみさせて頂いて、先日観た映画を記事にさせて頂きます
「日韓恋愛白書」の第1話はコチラ
*画像は公式サイトより引用
『あしたの少女』
다음 소희(原題)
☆ネタバレしません
あらすじ(公式サイトより引用)
高校生のソヒ(キム・シウン)は、担任教師から
大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社を紹介され、実習生として働き始める。
しかし、
会社は顧客の解約を阻止するために
従業員同士の競争をあおり、契約書で
保証された成果給も支払おうとしなかった。
そんなある日、
指導役の若い男性チーム長が自殺したことに
ショックを受けたソヒは、自らも孤立して
神経をすり減らしていく。
やがて、凍てつく真冬の貯水池で
ソヒの遺体が発見され、捜査を担当する
刑事・ユジン(ペ・ドゥナ)は、
彼女を自死へと追いやった会社の
労働環境を調べ、いくつもの根深い
問題をはらんだ真実に迫っていくのだった…
今日では、
韓国映画は日本でも市民権を得て、近隣の映画館で上映していたり、動画配信サービスでも沢山観れる様になりましたね
少し時間を遡ると、動画配信サービスは無く、近隣映画館などでは滅多に韓国映画の上映などは無く、専らレンタル屋さんでDVDやビデオを探すぐらいしかなかった
が、
ここのミニシアターでは定期的に韓国映画を観る事ができた
それが「シネマート」だ
令和の時代でも確実に足を運びたくなる昭和の香りのする映画館
(*正確に伝えると「新宿文化シネマ」跡地に「シネマート」が2006年からスタートした)
シネコンが当たり前の昨今
前方の席の方の頭が気になり、スクリーンが観えないなんて事味わえるのは昭和臭のするミニシアターならでは
昔からお世話になっているシネマートに今回も足を運んできた
さて、今回観たのは「あしたの少女」
上記に記載したあらすじをご覧頂いただけで、物語の情景が下向きな傾向にある事は想像して頂けたと思う
とても悲しい物語だ
しかも、
前半の部分は実際の出来事なのだ
なんとも居堪れない話なのだ
社会全体で守るべき子供が、
社会の犠牲になり人生を終えてしまう
映画の中の話ではなく、コレが事実である以上、対岸の火事でもなく、隣国の出来事でもなく、人間社会の共有すべき問題なのだ
主人公のソヒは夢中になれる好きな事があった
映画の冒頭に一生懸命に好きな事に取り組むソヒが描かれている
ソヒの輝いている人生のイチ場面からは映画の顛末を想像することは出来なかった
それほどにソヒはあっという間に転落していったのだ
大人として悔しさと歯痒さを感じる映画である
もしかしたら、我々の身近でも起こっている出来事かもしれない
そんな場面に遭遇する事があったら、社会の代表として若者に手を差し伸べなければいけない
「大人として宿題を与えられた」
そう強く感じた映画でした
2022年に韓国映画として初めて「カンヌ国際映画祭」の批評家週間の閉幕作品として選ばれ、
昨年の「第23回東京フィルメックス」での審査員特別賞受賞など多数の国際映画祭での受賞を果たした「あしたの少女」
ぜひ、ご覧頂きたいと思います
ペ・ドゥナ
キム・シウン
チョン・フェリン
カン・ヒョンオ
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