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유키우키の日韓恋愛白書
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ソジュブラのユキウキです
本日は「日韓恋愛白書」をお届けさせて頂きます
前回のお話はコチラ
ミシェルの祖母の味
僕の恋人の在米韓国人のミシェルから「イ・テサンは祖父母が決めた婚約者」と聞いた僕は、複雑な思いを持ってその日は帰宅した
同居するダンス留学中のイ・ガンムは
「ユキヒョン、どうするの？」
と聞いてくる
僕の中では、祖父母の考えも大切だが、ミシェルの人生にはミシェル自身の判断が大切だと思うので、驚きは強かったけれど、大丈夫だろうとタカを括っていた
その事をガンムに伝えると、
「ユキヒョン、あまい！祖父母の意見はとても重要。だから厳しい事になるよ」
と言われた
韓国の家庭のあり方や儒教の教えなど、僕は無知だったので、実際に韓国人のガンムに言われると不安が募って来た
受け継がれて来た味
翌日、ミシェルがご飯を作ってくれたので一緒に食べる事に
僕と付き合いだしてから近隣に引っ越して来たミシェル
17thアベニューなので、僕の家のオーシャンアベニューからはすぐの距離だ
ミシェルの自宅に入ると、とても良い匂いがしてきた
ミシェルが韓国料理を作ってくれていたのだ
僕が初めて食べる韓国の家庭料理だった
何を食べたのか、記憶が曖昧なのだが、、、記憶が確かであれば
キンパ
チャプチェ
チゲ
そして、しっかりと覚えているのは庭でのコリアンBBQ
その際にミシェルが言った
「このレシピはおばあちゃんから教わった料理」
キンパやチャプチェ、チゲの事を指して言っているのだろう
在米韓国人としてLAで生まれ育ち、アメリカの文化を身に付けて来たミシェルだが、
「私のアイデンティティーは韓国にある」
と言う
祖国の味が口にはとても合うと言い、キムチやその他韓国料理を食べると笑顔を見せてくれる
僕がお米とお味噌汁、お新香や納豆をアメリカに来ても食べる感覚と同じなのだろう
「この味を私は自分の子供達に将来伝えなければいけない」
ミシェルはそう続けた
自分のルーツとは違う、別の国で生まれ育ったミシェルの重い言葉だった
確かにその時食べた韓国料理は格別に美味しかった「この味は伝えて続け、受け継がれるべきだ」と強く感じる味だった
ミシェルはこうも続けた
「先日のテサンの話、婚約の話だけれど、、、」
それまで美味しく楽しかった僕の人生初の韓国家庭料理&BBQの宴が一転暗い話に変わった、、、
つづく
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